”阿蘇び心”オーナーコラム『宿と歯医者』後編

ここから2月中旬まで水道管凍結防止が必須!阿蘇の大地より、おはようございます!

対策しても毎年1度は水道管を凍らせてしまう、じゃけんです。

さて、昨日の続編です。

コラム「宿と歯医者」後編


もつべきはネットワーク!やるべきはFBと改めて実感!
歯の激痛で寝れない!その夜の事。
寝る前にFBで歯の状況、阿蘇近隣の良い歯医者を教えて欲しい
と呼びかけた結果、多くの情報をもらう事が出来た。

そして、その情報の中の一軒の歯医者へ翌朝行くことになる。

そんな歯医者へ行く前夜、痛みはあるものの
不思議と冷静で何故こうなったのかを考えていた。

まず、痛みが虫歯や歯ぐきでなく、ズキズキと神経を圧迫している感覚
それもその日応急的に被せをした歯だった事から
素人目にみてもこの処置が原因だった事はあきらかだった。

では、なぜ今までこの歯医者を選び通っているのか?

(ここからが本題!ここから従来の歯医者をA.新たな歯医者をBと書きます)

Aに通い始めた理由は家から近い事、人気がある、建物が綺麗。

では、Bはと言えば距離はAと変わらない
実際にその前を車で通ってはこう思っていた。
それは、外観が元事務所か倉庫の跡にしかみえず
大変失礼ながら流行っている様には見えなかった。
.
タイトル「宿と歯医者」Aは旅館.ホテル
Bはゲストハウスと想定すると、これが実に我が事に思えて来た。


仮にあなたが1泊旅行にいく事としましょう。
宿を選ぶとしたらA・Bどちらを選びますか?
勿論、料金、目的、メンバーにもよりますが多くの方はAを選ぶでしょう。

それは、旅行と言う非日常を楽しめる気がBに比べ確実に高く特別感を
味わえる期待。そんな人がBに行ったらどうなるか?

それがまさに今回の私の経験。

さて、話を戻そう。
なんとか痛みに耐えた翌朝、すぐにB へ電話をいれる。
後にわかった事だが、実際にはこの日予約で満員どころか
1週間予約がとれない状況だったらしい。

それをBを紹介してくれた友人の配慮とこの痛みをなんとかしなくてはと
考えてくれたBの先生、スタッフのやさしさだった。

電話を入れた時はそんな事は知らず、保険証片手に状況説明
そしてBの開業9時に行き待つことを条件に治療して貰える事に
ほっとして電話をきる、そしてBへ。

いつも素通りしていたB。
やはり始めて入る時はドキドキする。
そして玄関の戸を開けて驚く!

予想通り!
またしても大変失礼だが
外観から察した通り、中もけっして豪華ではく
ただ歯医者に最低限必要な設備が受付、お手洗い、メインの診療室まで
一貫してシンプルな作りになっていた。
ただ間違いなく解釈するなら無駄なく、どこもちゃんと掃除が行き届いている。

そして、ここから2時間の経験は私にとって久々に感動する事になる。

当初、無理を言って診察してもらうのだから
2時間位の待ちを想定して、そこへ置いてある雑誌を片っ端から
読み漁ることに決めていた。

しかし、最初の雑誌を4、5ページ開くと同時に診察室のドアが開き
「吉澤さん、中へどうぞ!」の声がかかる。

えっ?もう・・・?

中へ入り、案内された席についた瞬間!
あっ!間違いなくここで良かったと瞬時に察した。

それは、先生と患者さん、スタッフと患者さん、先生とスタッフの会話
やりとりを耳にしてすぐ理解した。

この歯医者さんすごい!

それは、全てに対して患者さん目線で空間、雰囲気を作っている。

例えば、なぜ私が待たずにすぐ席に案内されたか?
それは痛みの原因を調べ、すぐに対処するためであり
先生はこちらを案じてすぐに状況を察知して素早く処置に入る。
その処置は実に2時間にお呼び、その間に私は痛みをわすれ
感動と恐縮の気持ちの時をすごしていた。

同時に予約外の患者をいれた分、先生やスタッフには当然負担が増加する
そこへ予約の患者さんが次々にやってくる。

その度にスタッフは受付へ行き「⚪⚪さんこんにちは!
今日はちょっと待ってもらうかもしれません、すみません!」と頭を下げている。
その原因を作っているのは私なのに…。

なぜそこまでするのか?
スタッフは皆、仕事だからではなく
自分の仕事に誇りを持ち、何よりその場の風通しと雰囲気が良いのは
患者さんもここを信用している、この関係が実に心地よい!

そして理解した!
なぜこれだけ流行っているのに設備はシンプルなのかを。

おそらく、作ろうと思えばAの様な豪華な建物、内装にも出来るだろう。
あえてこのやり方は、全て患者さん第一で考えられている。
もし、設備投資をすると当然それは患者の負担に係わる。

それに、そうなると建物を売りとしての患者が増えるため
従来からの患者さんには待ち時間増加、治療費増加
スタッフとの会話時間短縮など、デメッリットしか生まれない。

では、スタッフ側はどうなのか?
もし、近代的な環境で働きたいならそれを選んでいればここにいないだろう。

ここを選んだのは、おそらく先生の考えに共感してここを選び
その結果スタッフ全員がとても活き活き耀き
それがこの居心地いい雰囲気を作っている。

歯の治療で歯医者に行ったはずの私は、不思議と満足した気分になっている。
診療をおえ、歯の痛みもなくなった私は、ゲストハウス”阿蘇び心”に戻り
玄関先でふと立ち止まる。

多くのゲストさんは、ここで玄関を開ける時
ドキドキを感じて、この戸をあけるだろう。


その先には、私がBで経験した感動を得る事が出来るのだろうか?

歯医者に最大必要な物は外観や設備の豪華さではなく治療の腕。
宿、特にゲストハウスに最大必要な物は?

建物の豪華さでも本の数でも広さでもなく
ゲストさんの事を考えたその場の雰囲気。
それを作るのは人なのだから。

今回の経験を通じ改めて自分の宿づくりに対し改善と方向性を再確認した。
そう考えると歯の痛みも決っして無駄ではなかった。




”阿蘇び心”は宿業の傍らたまに文章書いて発表しています!

今日も元気に!良い1日を過ごしましょう!!

 ※阿蘇び心12月30日~2月末まで冬休み(休館)

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今日も元気に!良い1日を過ごしましょう!!

⭐️阿蘇び心の3蜜対策⭐️

1.スタッフとゲストさんやり取りはLINE(またはFB)にて行います。

2.共用スペース(シャワー・キッチン)他の宿泊者と合わない仕組み作っています。

3.宿泊棟は安眠専用、交流や会話は受付スペース(焚き火)と分けています。

4.1日3組限定!すべて個室対応にてゆとり持った滞在。

5.スタッフは常駐、もしもの時も安心です。

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